前回は、ギターをやる上でおきる悩みをまず、ご紹介させて頂いたのですが、その後編として効率よく覚えるためのアイデアをご紹介していきたいと思います。
前回の記事はこちらから⇩
(本編)効率よく覚えるアイデア
土台から覚える
コードの7個、C. Dm. Em. F. G. Am. Bm(♭5). これをまず、瞬時に指で押さえれるようにします。実はこれだけで、曲を作れてしまいます。コードに合わせて、鼻歌を歌ってみましょう。そうしているうちに、この7個のコードの役割がわかってくると思います。押さえ方、右手のストロークなどはネット上にたくさんあるので、見てみて下さい。とりあえずストロークは自分の気に入ったもので自由にやってみて下さい。
流れを覚えるためにこれに番号をつけて覚えます。文を書くときも起承転結がありますが、そんな感じです。1~7までつきますが、あくまでもCのキーの中での番号なのでご注意下さい。(例えば、Cのコードとはいえ、いろいろなキーにCが出てきます。C=1とは覚えないように注意です。)
コード進行の代表的なものでF、G、Cなどがあります。この場合4.5.1になります。6.4.5.1にすれば、小室進行とも呼ばれている、進行になります。「この有名な曲も!?」と感じるほど、この進行の中で様々な曲ができています。他にも代表的な1.6.2.5、3.6.2.5など、いろいろな進行があります。コード進行が同じでも、メロディー、リズムを変えるだけでまったく別の曲になります。後はカポタストというアイテムを使って、同じ形で平行移動すればキーを変えることができます。
スケールを覚える。
【アドリブを弾きたい!!】これがギターをやりたい方の夢ではないでしょうか。
コードは元々スケールという音の並びできています。まず普通のドレミファソラシドを覚えます。これもまた、ギターの特性上のメリットで、この一つだけ覚えてしまえば、平行移動で応用ができます。
のちにこの一つのスケールがいかに万能なものかがわかる時がきます。このドレミファソラシドも、そのままの形で弾きはじめる音を変えるだけで、別のスケールに変化します。
ですので、ドレミファソラシドを覚えると応用がきくことをわかっていれば練習のモチベーションも上がります。
かつて私は、あるスケールの教則本を買ったのですが、全く同じポジションを押さえるスケールなのに、(名前だけが変わっただけなのに)、一冊の本にしているというとんでもない本を買ったせいで、膨大な時間、わからないまま過ごしてしまいました。
どういうことかというとチャーチモードと呼ばれる、イオニアン、ドリアン、フリジアン、リディアン、ミクソリディアン、エオリアン、ロクリアンというスケールがあるのですが、これを全部覚えろというとんでもない本だったのです。
実はこれは、始まる音を変えるだけで、その名前になるということで、一つのドレミファソラシドを覚えるだけでよかったのに、それぞれ全部書いていたのです。
モード奏法で練習する
これらそれぞれのモードには、独特の雰囲気があります。
このモードの雰囲気を感じながら、スケールを練習するのもをいいアイデアです。例えとして、一番太い弦のEの音を出しながら、Cのキーで覚えたドレミファソラシドをそのままそっくり1フレット左にずらして弾いてみて下さい。そうすると、リディアン独特の世界に浸れることができます。
これで、ドレミファソラシドの練習が劇的に楽しいものになると思います。解放弦を鳴らしながら、覚えたドレミファソラシドをランダムに弾くことでアドリブ的に練習ができてしまいます。
フレーズに関しても、リズムや、入るタイミングを変えることによって全く違うフレーズに変化します。
ですので、気に入ったフレーズがたくさん増えれば増えるほど、引き出しが広がって、アドリブがより自由に、斬新に聞こえるアドリブを弾くことができるようになります。
ペンタトニックスケールを覚える
ドレミファソラシドをまだモードの雰囲気的にとらえれない方は、このスケールを覚えてみて下さい。このスケール内を好きなように弾くだけで、自由にアドリブが弾けてしまいます。完璧に押さえるポジションを覚えたら、どんな曲でもいいので、聞きながら、平行移動して、合うキーを探してみて下さい。そして自分でその場でアドリブをとってみて下さい。きっと楽しくなるはずです。
このようにして、メロディックマイナースケールの形を覚えるのですが、これも応用が効き、始まる音を変えると、オルタードスケールなど、別のスケールになり、別の意味で機能します。
ギターを長く続けるには→突破口がある
ギターを趣味としている方は、やろう!と思ってやっている訳ではなくて、弾きたくて、弾いていると思います。
ただ、弾きたいけど、練習が辛い、などの悩みもあるかと思います。そのような時は無理をせずにカッコいいと思ったところだけのフレーズを練習するのもいいと思います。その気に入ったフレーズこそが、後々、モチーフとしての物凄い力の引き出しになります。その意識で練習すればモチベーションアップもできると思います。
ある法則を見つけていく過程にとてつもなく、「そうだったのかっ!!」という瞬間が起きます。やめられなくなるほどの感動があるので、この突破口を破るのが秘訣だと思います。
そのような状況になると、練習をするという感じではなくて、楽しすぎるからやるという感じになると思います。
カラオケもそうだと思います。楽しいから行くと思います。それと同じです。
まとめ
今回は、効率よく手っ取り早く覚える方法を書いてみました。
このように、ある法則によって、効率よく覚えることができるのがギターのよさでもあると思います。様々なご意見があろうかと思いますが、はじめにの方で述べさせてもらったように、個人的な主観ですし、すべてが正しいとは思わず、参考程度に見て頂いたらと思います。悩んでいる方の少しでもお役に立てればと思います。
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